アレコ レコレク ション2
アレコレコレクション>JR東海道本 線金山駅2面3線化1989年に1面2線で開業したJR東海道本線金山駅は将来必要が生じた時には2面3線化出来る ように作ってあるという事なので今更ながら見物してきました。以下の様にする予定だったようです。但し今は不可能な状 態になっています。
予定 上から見る
このように今のホームを削って線路を増設することになっていたようだ。ホーム幅が狭くなる が下り線側は副本線になるので通過列車は通らず発着本数も少なくなるので問題なさそうに思われる。
現状
ホームを削って線路を増設する予定だった所にエレベーターとエスカレーターを設置し、元か らあったきしめん店を撤去してホーム中央に売店を作ったので今は出来なくなっている。2面3線化の必要性や可能性がな くなったのでこういう配置になったものと思われる。
予定 尾頭橋方から見る
階段
左、上り線寄りのガラス張り三段になっている所が開業時からの もので熱田方へ階段、尾頭橋方へは 階段とエスカレーター一基 がある。下り線側を空けて置く為に上り線側に偏って設置されて いるのが判る。右の斜 面屋根の部分には後に追加されたエスカ レーターとエレベーターがある。 |
尾頭橋方。最初からある階段とエスカレーター、右があとで追加 されたエスカレーター。 |
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将来の為に階段を片寄せて作ったのが今となっては仇となり上 り線側は黄色い線の内側に1人分のス ペースしかなく降車優先 エリアに指定されている。 |
片や、下り線側はエスカレーターを増設したにも関わらずまだこ れだけ空いている。 |
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熱田方。階段の横にエレペーター。 | |
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ホーム屋根
屋根も雨樋が中央でなく上り線側に寄っており、奥の最初からあ る階段屋根部分の中央位置になって いる。これで雨樋左側と同 じ寸法を残して右側をカットすると1線分確保されることになる。 |
この幅だと2本脚になるが右側をカットすれば一本脚の屋根に なる。 |
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上から見下ろすとよく判る。画像下方、下り線に停まっている電車の幅で屋根をカットすると最初からあ
る3段 の屋根の階段がちょうどホーム幅の中央になるように作ってある。 |
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ホーム
ホームも準備が出来ていて端から見ると下り線側が撤去し易い ようにホーム下が最初から空洞にして ある。右側の軌道幅と同 じだけ空洞になっているのが判る。これは尾頭橋方で金山新橋 から見下ろす。 |
熱田方、高座(たかくら)橋側も同様。こちら側は残る部分よりカッ トされる部分の方が広い。 |
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作られてから年数が経ってアスファルトに下り側の空洞の部分と 上り側の土盛りの部分の境界に線が 出来ている。これは尾頭橋 方。 |
熱田方も同様。 |
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土手
熱田寄り。中央線のホーム側は垂直の壁になっておりこの斜面 には余裕を感じる。壁を垂直にすれば ホーム幅が充分確保でき る。 |
尾頭橋寄りは金山南ビルの真下になる。 |
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売店
今はホーム中央にある売店。 | 開業時はきしめん店でやはり上り線側に寄った所にあった。ホー ム面にはその跡を埋めたアスファル トの線が残っている。 |
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今の運転パターンでは1面2線で間に合っているようなのでこの先、劇的に運転本数が増えるよ うな事がなければこのままずっと1面2線で行きそうな感じである。年数がたって改良、改造や老朽化による作り替えなどさ れるとこの形跡も段々消えていくのかもしれない。